医療法人社団和恵会は昭和51年(1978年)8月に浜松市中央区伊左地町に湖東診療所を開設したところから始まります。当時も外来診療は勿論のこと、訪問診療も積極的に行っていました。
昭和56年(1981年)4月には、これから急増する地域の高齢者、認知症者を支えるために病床が必要だと考え、介護医療院 湖東病院を現在の地に開設しています。以降、30年以上にわたり、地域の高齢者の医療、看護、介護、そして、リハビリのパイオニアとして地元を支えてきました。
平成19年(2007年)には、高齢化率が21%を超え、日本は超高齢社会となりました。浜松市の後期高齢者数ピークは、平成47年(2035年)頃と予測されており、それまでは高齢者数は増え続けます。また、独居高齢者や高齢者単独世帯の割合も増えると考えられていますが、深刻な少子化のため支える介護者が不足しているのが現実です。このため、介護が必要になったときに、地元を離れてしまうことが少なくありません。
医療法人社団和恵会には、浜松市中央区伊左地町の「介護医療院 湖東病院」を中心に、中央区入野町には介護老人保健施設「和恵会ケアセンター」、「入野ケアセンター」と認知症対応型共同生活介護「やわらの家」があり、中央区白羽町には介護老人保健施設「白脇ケアセンター」、中央区高丘西には介護老人保健施設「みずほケアセンター」があります。また、施設だけではなく、それぞれ、通所リハビリテーション、訪問看護ステーションによる在宅支援サービスも行っています。浜松市内の広範囲に点在することで、高齢者の皆様が少しでも長く地元で必要な医療、そして十分な介護を受けられるようにサポート体制を整えています。
これから先の30年は、今までの30年とは全く違うものになると思います。しかし、時代は変われど、高齢者の尊厳を守り、地元での生活を守る我々の使命は決して変わりません。医療法人社団和恵会は、これからも「安心・安全」な医療・介護が、分け隔てなく地元の皆様に「親切」「丁寧」「平等」に提供できるように職員一同日々研鑽し、努力していきます。